大学を卒業して社会人になると、スーツ&革靴を身につける方も多いと思います。
僕も社会人になって初めて革靴を履きましたが、知らないことが多くてかなり戸惑いました・・・
材質や種類による違いも多く、また使う場面も全く異なります。
今回は本革の靴を種類ごとに使う場面や革靴メーカー、注意点などについてお伝えします。
本革の靴は高級感が違う!
革靴は大きく分けて合成皮革(合皮)を使ったものと、本革を使ったものがあります。
それぞれメリットはありますが、本革のメリットと言えば高級感!
しっかり手入れすれば、合皮とは一目見て感じる美しさがあります。
僕も本革の靴は仕事用で2足、普段使い用で1足(+本革ブーツ)を持っています。

つま先が輝いている!
革靴の種類
革靴は足先の飾り、および羽根部分(靴ひもを締めるすぐ外側)の形状によってフォーマル度が変わります。
まず足先の飾りですが、こちらのように足先に横のラインが入っているものをストレートチップと言います。
足先に飾りが無いものをプレーントゥと言います。
こちらが足先が翼を広げた鳥に見えることからウィングチップと言います。
そして足先がUの字になっているのがUチップです。
ベルトが付いている靴はモンクストラップ。
また、羽根の形にも2種類あります。
左側が内羽根、右側が外羽根と言います。
それぞれ羽根の部分が内側に入っているか、それとも外に出ているかで呼び方が異なります。
ビジネス・法事に向いている革靴
革靴は次の順番でフォーマル度(格式)が高くなります。
1.ストレートチップ
2.プレーントゥ
3.Uチップ
4.ウィングチップ
5.モンクストラップ
[フォーマル度 低]
また羽根は内羽根、革の色は黒がフォーマル度が高いとされています。
なので冠婚葬祭(特に葬儀や法事)であれば、下記の靴がオススメです。
・内羽根
・黒色
カジュアル寄りなのはUチップやウィングチップであり、靴の色は黒以外はカジュアル度高めです。

色が薄くなればカジュアル度アップ!
本革靴の注意点
本革で作られた靴にはいくつかの注意点があります。
もっとも注意するべきは雨の日。
靴底が革で作られている場合、雨の日はとても滑ります・・・
特に階段や急ぎ目に歩いている場合は転ぶ可能性があるので、ゴム底の靴がオススメ。
また、雨が皮にしみこんでしまうと跡が残ってしまうので、濡れたらスグに拭き取る&クリームを塗るなどの対処が必要です。
また、革製は長く履いていると自分の足にフィットして気持ちいいですが、履き始めのころは靴ズレが起こりやすいです・・・
靴はローテーションして履く
同じ靴を毎日履き続けると痛みが早くなります。
1日じゅう履き続けると汗などが靴にしみこみ、それが乾燥する前に履くことになるのでニオイや菌などが充満する原因に・・・
なので靴は最低2足購入し、1日置きに履くことをオススメします。
おもな革靴メーカー
それでは主な革靴メーカーを紹介します。
リーガル(Regal)
千葉県浦安市のリーガルコーポレーションの革靴ブランドです。
クッション材を多く入れていることにより長時間歩いても疲れにくいのが特徴。
また手頃な価格ながら品質も良く、コストパフォーマンスが高いです。
デパートや靴専門店で売られているほか、全国のアウトレットショップにも店舗を展開しています。
スコッチグレイン(Scotch Grain)
東京で創業されたヒロカワ製靴が展開する革靴ブランドです。
リーガルと並んで日本製革靴の代名詞でもあり、日本人の足型に合わせて作られているため履きやすいのが特徴。
リーガルと同じく価格もお手頃で、コスパも非常に高いです。
靴専門店で売られているほか、全国のアウトレットショップでも売られています。
僕もアウトレットショップで2足購入。ともに2万円台中盤ぐらいでした。
ジョン・ロブ(John Lobb)
イギリスの革靴ブランドであり、革靴の代名詞ともいえるブランドです。
イギリス王室御用達としても知られており、革の質とデザインに定評があります。
全国のデパート等で売られていますが、価格も高め。10万円を超えるものもあります。
革靴のメンテナンス方法
革靴のメンテナンスに必要なのは次のとおり。
僕の場合のメンテナンスですが、毎日履き終わった後はブラシを使ってホコリを軽く落としています。
そして月に1回、下記の手順で時間をかけてメンテナンスしています。
2.リムーバーを使って古いクリームを落とす
3.クリームを塗る
4.ワックスを使ってつま先を磨く(鏡面仕上げ)

定期的なメンテナンスが重要!
また、靴の形が崩れないように、シューキーパーは必須。
レッドシダーなどの天然木で作られたシューキーパーであれば消臭効果もあるのでオススメです。
詳しいメンテナンス方法はこちらをご覧ください。

本革靴は長く使える
長い間靴を履いていると靴底がすり減ってきます。
安い靴などで使われるセメント製法では靴底が交換できないため靴ごと買い替える必要がありますが、グットイヤーウェルト製法で作らていればソール部分が交換可能です。
僕が持っているスコッチグレインの革靴もグットイヤーウェルト製法で作られているので、数年使って靴底がすり減ったときに交換してもらったことがあります。
定期的にソール部分のみ交換すれば、ほぼ一生使い続けられます!
まとめ
初めて本革の靴を購入するのであれば、内羽根のストレートチップ&黒色の靴がオススメ。
これさえあれば仕事から冠婚葬祭まで、どの場面でも使うことができます。
慣れてきたらカジュアル寄りの靴もそろえて、足元のオシャレを楽しみましょう!