僕は旅行が好きなので100回前後は飛行機に乗っています。
乗る時の手続きやトラブルはひと通り経験していますが、めったにない経験も。
その一つが搭乗券に『GTE』とプリントされたこと。はじめ見た時は意味が分からなくて戸惑いました・・・
今回は搭乗券に『GTE』とプリントされた時の意味や、対応方法についてお伝えします。
航空券と搭乗券は異なります
搭乗券に『GTE』とプリントされた時の意味をお伝えする前に、航空券と搭乗券の違いについて説明します。
まず航空券(air ticket/plane ticket)ですが、飛行機の便を予約したときに発行されるチケットの事です。
対して、搭乗券(boarding pass)は空港に着いたあと、航空会社のカウンターで搭乗手続きを行った時に渡されるチケットのことです。

似てるけど全然違う!
搭乗券に『GTE』とプリントされた理由
通常、航空会社のカウンターでチェックイン手続きを行うと搭乗券が発行されます。
搭乗券のSeat/Place部分には『36A』など、列と座席番号が書かれていますが、ここに『GTE』と書かれる場合があります。
搭乗券に『GTE』とプリントされるのは、『まだあなたの座るシートは決まってない』という意味です。
また、搭乗券に『SSSS』とプリントされる場合もあります。
その理由と対処方法はこちらをご覧ください。

『GTE』とプリントされる理由
「なぜ搭乗手続きをしたのに席が決まらないの?」と思われるかもしれませんが、その理由はオーバーブッキングが関係しています。
オーバーブッキング(Over Booking)とは、座席数よりも多い予約を受け付けること。
もともと航空券を予約しても乗らない人が一定数いるため、それを見越して多めに予約を受け付けています。
しかしキャンセル人が少なく、席が足らなくなることも・・・
ほとんどの搭乗手続きが行われても席が足らない場合、次のような対応がとられます。
- 予約クラスより高いクラスの席を割り当てる
- 次の便の席を割り当てる
- 提携している他の航空会社の便を割り当てる
まれに予約クラスよりも低いクラス(ビジネス→エコノミー)が割り当てられることがありますが、基本的にはアップグレードされることが多いです!

アップグレードされると最高だね!
なお、便の振り替えにより宿泊する必要がある場合はホテル代は負担してもらえ、ダウングレードされる場合でも何らかの特典があります。
プリントされた場合の対応
僕も実際に搭乗券に『GTE』とプリントされたので、その時の様子と行ったことを紹介します。
① 搭乗手続き
2017年に南米旅行に行きましたが、ペルーのリマからカナダのトロントへ移動する予定でした。
航空会社のカウンターで手続き後、渡された搭乗券を見ると『GTE』とプリントされていました。
スタッフに質問すると、「搭乗ゲートでスタッフに聞いて!」と言われました。
② 手荷物チェック、出国手続き
いつもと同じ流れでした。
③ 搭乗ゲートでのやりとり
搭乗ゲートまで移動し、スタッフに搭乗券を見せてGTE部分を指さすと「もうちょっとこの辺で待ってて」と言われました。
そのまま待っていると、30分経過したぐらいでスタッフに名前を呼ばれます。
搭乗券を見せると、座席番号がプリントアウトされた搭乗券が渡されました!
プリントされたくない場合はどうする?
「日程が決まっていて別の日や時間に振り替えられるのは困る・・・」という場合は事前の座席指定がオススメ。
航空券を予約したあとで席も予約しておけば、搭乗券に『GTE』とプリントされることはありません!
英語を話せると便利
搭乗券に『SSSS』と記載された場合など、「いったいどうすればいいの?」という場合があります。
日本ならまだ良いですが、海外で出くわすと自分がどのような状況に置かれているか確認するだけでも大変・・・
そんな場合は翻訳機があると便利。
オススメはソースネクスト社の『POCKETALK(ポケトーク) 』。
クラウド上のAI(人工知能)を用いて翻訳するので、長文の翻訳も得意です。
ノイズキャンセル機能が付いているので、騒がしい空港内でも街中でも聞き取りやすいです!
まとめ
搭乗券に見慣れないものがプリントされているとビックリしますが、意味を知っていれば慌てず行動できます。
もしかしたら座席がアップグレードされて、より快適な旅行を楽しめるかもしれません!