旅行先として人気のヨーロッパですが、時差が大きいのが問題。
現地に到着した時や、日本に帰国した後は数日間調子が悪いままだとツライですよね・・・
僕は海外旅行が大好きなので、時差ボケは何十回と経験しています。
今回は僕も経験をもとに、なるべく時差ボケを少なくするための方法についてお伝えします。
時差ボケとは
時差ボケの正式な名称は『時差症候群(ジェットラグ)』と言います。
時差ボケの原因は体内時計のズレ。
人間が持つ体内時計は夜になると体温が低下し、メラトニンを分泌して睡眠モードに切り替えます。
しかし飛行機で時差の大きな国に行くと体内時計の調整が追い付かず、実際の時間と体内時計の時間に差が生まれます。
この状態が時差ボケと呼ばれています。
時差ボケ状態になると、カラダに次のような影響が出てきます。
- 昼だけど眠い or 夜だけど眠くない
- 食欲がなくなる
- カラダがだるくなる
- 吐き気や胃もたれがある
- 頭痛やめまいがする
どの症状も、出てくると観光どころではなくなりますよね・・・
時差ボケになりやすい人
時差ボケになりやすいのは規則正しい生活をしている人と言われています。
規則正しい生活は素晴らしいことですが、それが海外旅行では裏目に出てしまいます・・・
また、時差ボケが起こりやすく、症状が重くなる条件は次のとおり。
- 東方向(日本→アメリカ方面)への移動
- 5時間を超えるフライト(日本からハワイぐらい)
- 高齢者
ただし西方向(日本→東南アジア、ヨーロッパ)への移動については年齢による違いは無いとされています。

猫も時差ボケになるのかな・・・
時差ボケの対策
時差ボケにならないための対策は機内と現地で異なるので、それぞれ紹介します。
機内での対策
まず飛行機に乗ったら時計を到着地の時間に合わせて、可能なかぎり現地時間をもとに行動します。
時差が大きく、いきなり切り替えるのが難しければ少しずつ切り替えてもOK。
時差に応じて食事の量を加減したり、いつもより数時間ずらして眠るようにします。
現地時間は昼だけど眠くなってしまった場合は、1時間ぐらい仮眠するようにします。
また、どうしても眠れない場合は事前に運動したり、『ドリエル』などの睡眠導入剤を利用すると無理なく寝られます。
現地での対策
現地に昼間に到着したら、まずは外を軽く散歩するのがオススメ。
5,000ルクス以上の光を浴びることにより、体内時計の調節が行われて時差ボケを解消しやすくなります。

5,000ルクスは曇りの日の昼間ぐらいだよ
また、機内と同じく夜は眠くなくてもベッドに横になるようにしています。
目をつぶって横になるだけでも、翌日の疲れ具合が変わってきます。
海外の食事は日本と比べると油っぽいことが多いので、時差ボケを感じる時は軽めでOK。
フルーツや野菜中心にするなど、徐々にカラダを慣らしていきましょう。
僕は朝はみそ汁を飲むことにより、カラダが「今は朝だ!」と判断してくれる感じがするので、時差ボケっぽい時は飲むようにしています。
まとめ
旅行期間が長ければ時差ボケ解消もしやすいですが、現地に2~3泊しかしない場合は慣れたと思ったらすぐに帰国することに・・・
期間が短い場合は特に機内でシッカリと対策して、時差ボケが起こらないようにしましょう!