海外旅行に行くとき必要となるものがあります。
旅費も必要ですが、それよりも重要なのがパスポート。これがないと日本から出ることすらできません。
パスポートを取得するのは意外と面倒で、また時間もかかります。
今回はパスポートを作る方法、およびその他の注意点についてお伝えします。
パスポートとは
パスポート(Passport)とは海外の国に入国するときに必要となるもので、持ち主の国籍や身分が一目でわかるようにするための身分証明書みたいなものです。
空港での出国時、および目的地の入国時にパスポートの情報を元に「出国or入国しても問題ない人か?」を確認し、問題なければ査証欄にスタンプが押されます。

僕にもパスポートが必要なのかなぁ
パスポートには複数の種類がありますが、一般旅券は有効期限による2種類。
左側の紺色が有効期限が5年、右側の赤色が有効期限が10年です。
・その他にも外交旅券(外交官などが使用する旅券)や公用旅券(国会議員など国の用務で行く人向け)、緊急旅券などがあります
パスポート申請の流れ
それではパスポートの申請方法について順に説明します。
1.申請書、必要書類の準備
パスポートの申請な必要な申請書、および必要書類を準備します。
申請書(一般旅券発給申請書)は申請する場所に置かれていますが、外務省のホームページからダウンロードすることも可能です。
2.申請
パスポートの申請は各地にあるパスポートセンターや市町村役場(市役所など)で行います。
申請が可能な場所は外務省のホームページをご覧ください。
申請は窓口に申請書&必要書類を提出すればOK。
申請が完了すると受領書がもらえるので、無くさないようにシッカリと保管してください。
なお、申請者本人が行くことができない場合は代理人申請も可能です。
パスポートは当日受け取ることができず、最短8日かかります。
3.収入印紙を購入
パスポート申請費用は収入印紙で支払います。
金額は種類によって異なりますが、2021年時点では下記のとおりです。
有効期限10年用:14,000円
有効期限5年用:9,000円(12歳以下は4,000円)
4.受取り
申請時に受け取った受領書に書かれた日以降に再び申請した場所へ行き、パスポートを受け取ります。
なお、受取時はかならず本人が訪れる必要があるので注意してください。

なりすまし防止や犯罪者が海外に逃亡することを未然に防ぐ目的があるよ
受取に必要なのは受領書と収入印紙。
忘れても収入印紙は申請場所で購入できることが多いので、受領証だけ忘れなければOKです!
パスポート申請に必要な書類
パスポートを申請するのに必要な書類は次のとおりです。
- 一般旅券発給申請書
- 戸籍謄本または抄本(原本)
- 住民票の写し *1
- 写真(タテ45mm x ヨコ35mm、6カ月以内に撮影されたもの)
- 本人確認書類(免許証、マイナンバーカードなど) *2
*2 書類によっては2点必要
本人確認書類について詳しくはこちらをご覧ください。
パスポートが必要な場面
海外旅行中、パスポートを見せなければならない場面は意外と多いです。
日本出国および海外入国時も必要ですが、次の場合も必要です。
- ホテルへチェックインするとき
- アルコールやタバコを購入するとき
- カジノ利用時
特にホテルへのチェックイン時は必ず提出を求められます。その他は年齢確認で必要となる場合もあります。

アルコールやタバコ、カジノがOKな年齢は国によって違うよ
パスポートの紛失に注意
海外旅行中、パスポートはいのちの次に重要なアイテムです!
もし紛失してしまった場合、いろんな手続きをしないと日本に帰ることができません。
場合によってはしばらく現地にとどまらないといけないので大変です・・・
もし落としてしまった、または盗まれてしまった場合の対応方法はこちらをご覧ください。

パスポートを更新する
パスポートには期限があり、期限前までに更新(切替申請)する必要があります。
申請方法、およびオススメの切り替え時期はこちらをご覧ください。

パスポートを増補する
パスポートの査証欄がスタンプで全て埋まってしまう前にページを増補する必要があります。
手続きや増補するタイミングはこちらをご覧ください。

まとめ
パスポートの申請は難しくなく、わからないことがあっても窓口で教えてもらえるので心配ありません。
パスポートを手に入れれば、後はあなたの好きな国に行くだけです!