外国に行くのに必須なパスポートですが、行く回数が多い人は査証欄が埋めつくされていないか確認するようにしましょう。
埋めつくされてしまうと、海外へ行けなくなることも・・・
今回は査証欄が埋めつくされそうになった場合の対処方法、および手続きした方が良い時期についてお伝えします。
パスポートの査証欄とは
査証には「調査して証明する」という意味がありますが、パスポートにも『査証(VISAS)』と書かれたページがあります。
このページには入国時や出国時に「この人は入国/出国しても問題ない」ことを調べ、その証明として下記のようなスタンプを押したり、取得したビザを貼りつけます。
査証ページは増補できます
1回の渡航でも乗り継ぎがあったり、複数の国を周遊する場合はそのたびにスタンプが押されるので、海外を訪れる機会が多い人は査証ページが埋まってしまいがち。
僕も年に2~3回海外旅行に行っていた時は、パスポートを発給してから10年近くなった時に査証ページの8割が埋まっていました。

スタンプは1つだけでもかなり大きいから、1ページに数個しか押せないよ
しかし、もし全ての査証ページが埋まりそうになっても、査証ページを増やすことができます。
増補手続きの流れ
パスポートの査証欄の増補は有効期限に関係なく可能です。
増補は1回のみ可能ですが、40ページ分増やせるので、仕事などで毎月のように海外を訪れるようなことがなければ有効期限まで大丈夫。
手続きは下記のとおりです。
1.必要書類を準備する
増補に必要となる書類は次の2点です。
- 一般旅券査証欄増補申請書(増補申請する場所においてあります)
- 増補するパスポート
2.収入印紙を準備する
増補するための申請費用(2,000円)を収入印紙で用意します。
収入印紙はパスポートセンターや市町村役場、郵便局などで購入可能です。
3.増補申請する
パスポートセンターやパスポート申請が可能な市町村役場にて増補申請します。
このとき一般旅券受理票(パスポートを受け取る時に必要な書類)が渡してもらえます。
4.受取
増補したパスポートを受け取ります。
受取可能な日にちは都道府県や申請場所によって異なりますが、東京都のばあい昼14:30までに申請した場合は当日中の受け取りが可能です(約2時間後)。
受け取る際に一般旅券受理票(申請時にもらえる書類)および収入印紙も必要です。
増補しても足りなくなったら
増補しても査証ページが全て埋まってしまったら、切替申請を行う必要があります。

もし有効期限が切れてしまったら、ふたたび新規申請してください。

増補するタイミング
増補を検討しなければならないタイミングは残り2ページになった時。
ビザが必要な国を訪れる場合、取得したビザで1ページ丸々使用することとなり、また乗継便の場合は一度の渡航でいくつかスタンプが押されるので最低でも2ページは必要です。
ただしパスポートの有効期限まで半年以内の場合は、費用などを考えると切替申請した方が良いです。

有効期限と残りのページを考えて決めて!
まとめ
パスポートの査証欄がどれだけ空いているかは意外と忘れがち。
旅行や仕事で海外に行く前にシッカリと確認して、空きが少なくなっていたら増補を検討しましょう!