2011年3月に発生した東日本大震災では、津波による被害も大きかったです。
それまでは僕も「日本で津波被害はあまり心配しなくても良い」といった認識でしたが、甘かったです・・・
とくにこれから家を建てるために土地を購入する場合、津波など水害の可能性を考えなければいけません。
今回は水害に強い土地を見分ける方法についてお伝えしたいと思います。
土地探しをするときは水害を考慮
家を建てる土地を探す場合、駅からの距離や治安、地価などが判断材料となることが多いですが、水害に対する強さも重要です。
ひとくくりに水害とまとめていても、その種類はさまざま。
津波、河川の氾濫により家が浸水したり、大雨により地盤が弱くなった結果として発生する土砂くずれも水害に含まれます。
地名からも推測できます
水害に弱い場所かどうかは、地名からあるていど推測可能。
たとえば次のような漢字が地名に含まれている場合は、水害の危険が高めとされています。
『潟』『瀬』『港』『田』『橋』『堤』
水に関連する生物:『魚』『貝』『鴨』『鵜』『鷺』『鶴』『蛇』
水に関連する植物:『蒲』『葦』『芦』『稲』『蓮』
低地を表す言葉:『浅』『深』『谷』『窪』『堀』『落』『下』『崩』
なお、地名はイメージの良いものに変更されている場合もあるので注意が必要です。

旧地名は法務局などで調べられるよ
寺社の有無も確認
近くに神社や寺があるかどうかも、過去に水害などの災害が発生しているかの判断材料となります。
もし近隣に災害が起こっても、その地域に何も起こらないと「神さま(仏さま)の御加護だ!」と思い、そのお礼として神社や寺が建てられることがありました。
特に建てられた年代が古ければ古いほど、水害や地震による倒壊が起こっていないという証明ともなるので安心できます。
インターネットを利用して確認
浸水する可能性があるかは国土交通省の地点別浸水シミュレーション検索システムでも確認可能です。
》》地点別浸水シミュレーション検索システム(国土交通省のサイト)
河川または地区で検索できますが、シミュレーションデータが登録されていない地域もあります。
また、Google検索で「(都市名) 洪水」「(都市名) 浸水」などと指定すると、その市が提供している情報が分かります。

『(都市名)』の部分は住んでいる市町村名にしてね
その他の確認ポイント
地名や寺社の有無の他に、水害の危険が高いかどうかは下記のポイントを確認すると良いです。
- 埋立地ではないか(地盤が弱く、標高も低い)
- ブロック塀の傾きや崩落がないか(地盤が弱い)
- 道路のアスファルトがうねうねしていたり沈んでいたりしていないか(地盤が弱い)
- 元は田んぼではないか(地盤が弱い)
- 周辺に大きな川がないか(浸水の危険がある)
- 標高が低い(津波の影響を受ける)
- 市役所や警察、公立の学校の有無(有れば地盤が強い可能性が高い)
地盤が弱いと土砂崩れや家の傾きにつながる危険があるので、家を建てるなら可能なかぎり避けた方が良いです。
土地を購入済の場合はシッカリと対策
もし既に家を建てるための土地を購入していたら、水害に備えてシッカリと対策を行いましょう。
たとえば、大雨などで地盤が緩くなって家などが傾くことを防ぐために地盤改良をしたり、少しぐらい浸水しても大丈夫なように基礎を通常より高くするなどの対策が考えられます。
土地探しはプロに頼むのが最適
土地探しは治安や立地以外にも、今回紹介した地盤の強さや水はけも考慮する必要があります。
ただし土地カンのない場所で自分で探すのは大変・・・
そんな場合はプロに土地探しをお願いするのがオススメ。
たとえばタウンライフ家づくりであれば、土地に対する要望(水はけが良い場所など)、および場所(都道府県&市町村)を伝えれば、最適な業者から提案・アドバイスがもらえます!
【PR】
まとめ
家を建てると、ほぼ一生その場所に住み続ける可能性が高いので土地えらびはとても重要。
自分で水害の強さを調べるのは大変なので、知識をもつプロに頼むのが楽です。
相談は無料なので、気軽に問い合わせてみましょう!