固まった塩と砂糖をサラサラに!固まる原因と対処方法はコレ!!

 

料理をしているとき、塩や砂糖かカチカチに固まってイライラすることはありませんか?

フォークで砕こうとしても上手くいかず、ストレスが溜まりますよね・・・

以外かもしれませんが、塩と砂糖が固まる原因は違います!

今回は塩と砂糖が固まる原因、および防ぐ方法や固まった時の対処方法についてお伝えします。

塩と砂糖が固まる原因

意外かもしれませんが、塩と砂糖では固まってしまう原因は異なります。

塩が固まる原因

塩が固まる原因は『湿気』

塩の表面にわずかな水分が付着することにより塩が溶け、湿度が下がった時に結晶が作られます。この時に結晶どうしがくっついて固まります。

温度が下がった時に結晶が作られることを再結晶と言います

再結晶を繰りかえすことにより、だんだんと大きなカタマリとなっていくのです。

塩と保存容器

砂糖が固まる原因

砂糖が固まる原因は『乾燥』

寅次郎
寅次郎

塩と見分けがつかないけど、全然ちがう!

砂糖はもともとくっつきやすい性質を持っているため、製造時に糖分を含んだ液体(転化糖や糖蜜)でコーティングして固まらないようにしています。

しかし、乾燥するとコーティングの糖分が結晶となり、その結晶どうしがくっつくことにより大きなカタマリとなってしまいます。

砂糖と保存容器

 

固まるのを防ぐ方法

固まるのを防ぐため袋のまま保管するのではなく、密閉できる専用の容器に入れるのがイチバン。

なるべく湿度に変化がない状態とするのが望ましいです。

 

特に塩の場合は常に乾燥させるのが超重要。

レストランなどにいくと塩の調味料入れにゴマや米などが入っていることがありますが、これは塩を乾燥させておくために使われています。

家庭の場合は湿気取り用の珪藻土ブロックがあるので、これを容器内に入れておくのがカンタン。

うちも珪藻土で作られたスプーンを入れています。

塩の保存容器に入れた珪藻土スプーン

また、なるべく湿気の少ない場所に置くようにしましょう。

コンロ付近や炊飯器付近など、調理のさいに蒸気が発生する場所からは離した方が良いです。

 

固まってしまったらどうする?

もし固まってしまった場合の対処方法をそれぞれ紹介します。

塩が固まってしまったら?

塩が固まってしまった場合、カタマリが小さい場合はフライパンで炒めます。

強火だと焦げてしまうので、弱火でゆっくりヘラでほぐします。

フライパンは水や油などが付いてない状態で行ってください

もしカタマリが大きい場合は電子レンジを使います。

皿に塩のカタマリを乗せた状態で、ラップをせずに数分間温めてください。

とりあえず1分やってみて、ほぐれないならもう一度1分間温めてください

温めた直後はとても熱くなっているので、スプーンやヘラでほぐすようにしましょう。

寅次郎
寅次郎

ヤケドに注意しろよ!

砂糖が固まってしまったら?

砂糖が固まってしまった場合、湿気を与える必要があります。

とは言っても容器に水をドバドバいれるのはNG。

寅次郎
寅次郎

それじゃ砂糖水になっちゃうよ・・・

霧吹きでシュっと吹き付けるか、食パンを5センチ角に切ったものを容器に入れて密閉してしばらく待てばOK。

またはキッチンペーパーを濡らして、容器のふた部分に挟むのもオススメです。

砂糖の容器に濡れたキッチンペーパーを挟む

 

まとめ

塩と砂糖は見た目は似ているけど、その性質は全然ちがいます。

それぞれの特性に合わせて保存しましょう!