学生時代は毎日勉強するのが当たり前でしたが、大人になると勉強する機会は減っていきます。
資格を取ろうと思って勉強しても、学生時代のようには覚えられませんよね・・・
僕も苦労していましたが、いろいろな方法を試して合格率の低い資格も取得することができました。
今回は40代以上の方でも覚えることができる勉強法についてお伝えします!
僕も資格勉強をしています
僕も社会人になってからも、ずっと資格の勉強をしています。
おもに本業であるIT系の資格を中心に取得していますが、それと並行して趣味系の資格も取得。
近年とくに力を入れているのが『世界遺産検定』です。
2020年12月に1級を取得しましたが、とても苦労しました・・・
苦労したポイントは次の3点。
- IT系の資格取得の間に勉強しているので試験時間が限られている
- 世界遺産検定1級の合格率は約20パーセントと低い(受験資格は2級を持っている人のみ)
- 範囲がとても広い(公式テキストが900ページ以上ある+それ以外からも出題される)
何度か落ちましたが、そのつど学習方法を見直した結果、ようやく合格しました。
苦労してたもんね・・・
記憶力のピークは20歳ぐらいと言われており、40代では大幅に低下していることを実感しました・・・
効果的な勉強法
世界遺産検定1級の学習を例として、効果的な勉強方法を紹介します。
試験範囲を調べる
勉強を開始する前に出題される分野、および分野ごとの配点比率を調べます。
世界遺産検定1級のばあい、配点比率は下記のとおりです。
- 基礎知識:25パーセント
- 日本の遺産:20パーセント
- 世界の遺産:45パーセント
- その他:10パーセント
2020年時点では日本の遺産は23件、世界の遺産は1098件です。
ページ数の少ない基礎知識+日本の遺産で全体の50パーセント近く出題されるので、ここを重点的に勉強すれば点数を稼ぎやすいことが分かります。
公式テキストを読む
勉強のキホンは公式テキストを読むこと。
注意するのは次の2点です。
- 注釈など細かい部分まで読む
- (可能であれば)声を出して読む
また、マーカーで線を引く時に重要なのは『自分が重要と思うポイントに線を引かない』ことです。
自分の主観で重要ポイント(と考える場所)に線を引いてしまうと、その他の部分は無意識のうちに『重要ではない』と脳が判断して、記憶に残りづらくなってしまいます。
マーカーを引くなら、項目ごとに引くのがオススメ。
世界遺産検定であれば年代・時期に関する項目は黄色、人名は青色、動植物は赤色などでマーカーを引きます。
項目ごとの色を決めていれば意識しすぎることなく、無理なく記憶に残ります。
まとめる
テキストの内容をまとめることは重要ですが、ただ重要ポイントのみ抽出するのは逆効果。
これも抽出したポイント以外は重要ではないと判断し、それ以外の部分が覚えにくくなります。
オススメなのはテキストに載っていないこと。
世界遺産検定であれば、
- 時系列でいつごろ何があったか
- 出題されそうなポイント(逆引きで覚えられるようにする)
といったことをまとめます。
覚える
ただテキストを読むだけではなく、体系づけて覚えることも重要。
年代であれば『泣くよ(794年)ウグイス平安京』のようにゴロ合わせだと覚えやすいです。
世界遺産検定であれば『最初に認定された12件の遺産』について頭文字を抜き出し、それを並び替えて文章にすると覚えやすいです。
カンペキに覚えておかなくても、とくに4択の場合は明らかに違うものを除外できるのでカンで当てやすくなります。
2分の1に絞れれば正解できるかも!
過去問を解く
過去問があれば、最低1回は解いておきましょう。
解くことにより、
- どんな問題が出題されるか
- 問題レベルはどれぐらいか
- すべて解くと何分ぐらいかかるか
を知ることができます。
また、解説がついている場合は間違っていた理由を確認しておくと、違う形式の問題が出題されたとしても対応しやすいです。
まとめ
時間のない社会人が資格試験を受ける場合、シッカリとした準備と対策が重要です。
少ない時間を有効的に使って、合格をめざしましょう!